田舎暮らしを決断する前にあれこれ悩みましたが、最終的には移住することを決意しました。引っ越ししてからの1週間は、「そんなことがあっていいの?」と都会では考えられないショックなことに直面しました。
「事前の下調べが足りなかったのではないか」と言われれば、その通りで言い返すべき言葉もありません。
これから田舎暮らしを始めたいと思っているあなたに、確認するべき重要なポイントについていくつか列記します。
新聞配達
普通であれば、”新聞配達”、このサービスがないなんてことは、誰も考えませんよね。信じないですよね。私もそうでした。
しかし、田舎では”新聞配達サービス”は、当たり前ではないのです。
新聞配達がない
田舎移住したそうそう大変ショックを受けたことでした。
インターネットの普及によって、新聞をとる家が少なくなったとはいえ、新聞配達は普通に全国どこでもあると考えていました。
しかし、それは甘い考えでした。
引っ越ししてすぐに、住んでいる地域を管轄している新聞屋さんに電話しました。
そうしましたら、
(町で言う公民館みたいなもの。町内のものは平屋建ての家です)
郵送料を払うなら自宅まで郵便局が配送する(しかし広告チラシなし。10:00AM頃配送)
の2択というのです。
新聞は、内容だけでなく広告チラシも楽しみにしているものですので、郵送案は即却下。新聞は、朝会社に行く前に読んでおきたいのに10:00到着では意味がありません。
新聞を取りに寄り合い所まで歩いて片道20分弱。急こう配ですのでこれも却下。新聞の為だけに、車で取りに行くのも面倒です。
結局、新聞を取るのをあきらめました。
携帯電話の電波
携帯電話は、どのキャリアを選ぶかは個人の自由で、自分にあったプランのキャリアが選べますよね。ところが、田舎ではそうでないのです。携帯電話の電波が届かないキャリアがあるのです。
某携帯キャリアは人口カバー率9?.??%と100%に近い数字を表示しているにもかかわらず、わたしの家の近くではつながらないのです。別のキャリアも窓ガラスに近づけばつながるけど、家の中に入るとつながらない。
唯一どこでも電波が届いたのは、NTT Docomoさん。さすがです。本当に助かりました。
ただ携帯電話で困っていることが一つあります。
家を訪ねてくれる友人が途中で道を尋ねて電話をかけてくるのですが、Docomoでない場合、通話が途切れるのです。
友人たちは、人もいない山の中で電話がつながらなくなり、とても焦ったといつも言います。
インターネット回線
携帯電話のデータだけ使えれば良いという人もいるとは思いますが、早いインターネット回線必要ですよね。
ADSL、光ケーブルなど都市ではどこにでもある普通のサービスが田舎にはありません。
私は、このインターネット回線のことについては、引っ越しする前に、土地の販売会社には地元のケーブルTVを利用してインターネットが使えると確認していました。
しかし、引っ越ししてから、いざケーブルTVを契約しようとしたら光ケーブルが近くに引かれていないとのこと。
しかも、「光ケーブルを引くのに100万円弱の工事代金を払う必要があります。」というのです。
対応してくれるインターネット接続業者は地元ケーブルTV1社のみ。競争の原理は働きません。
不動産会社に条件が違うと掛け合ったのですが、全額は負担できないということで、折半することに。
どうしてもインターネットは使えるようにしたかったですし、不動産会社がお金を出すと言っているのに出さないと気が変わると困るので折半の条件を飲むことにしました。
ちなみに、NTTに電話しましたが、この先ADSLや光ケーブルを引く予定はありませんと言われている地域でしたので、この唯一の地元ケーブルTVを引く以外に手はありませんでした。
これが都市だと光ケーブルの工事代なんて払っている人いませんよね。払うにしても、家に設置する工事代、数万円だけですよね。
田舎は土地は安いですが、余分にかかるものがいろいろと実感した体験です。
まとめ
もし、田舎移住を検討しているのでありましたら、
・携帯電話の電波が届くか
・インターネットが使えるか
この3点は確認することをオススメします。